製造における技術(ハンズオン):ウェインミルズ会社(Wayne Mills Co.)布地織り製造

ハンズオン、ボリューム 1.-  時計ストラップの製造調査へ

私達の日常生活は物で満ち溢れております-私たちが日常的にやり取りするものや、ブラケットのようにありふれたものもあります。 私たちの家、都市、そして生活を構成するこれらのアイテムについて本当にどれだけ知っていますか? ベルトや靴の作り方を知っていますか? 自分の周りにあるものを作るのにいくつのステップが必要か知っていますか? 私たちの周りのすべてが誰かによって作られたことを忘れがちです。 製造業は世界を動かします。私たちアナログウォッチコーは、プロセス、ツール、関係者を理解し、共有することを目指しています。

今回のハイライトを動画にてご紹介します ※(1分10秒 音が出ます)

今回の記事は、これらの人々を称え、彼らの仕事や技術への熱意探究に敬意を示した、一連の非公式の投稿-「製造における技術-ハンズオン」の最初の記事です。

ウェインミルズ会社(Wayne Mills Co.)は、5代続く家族経営の繊維工場です。彼らは1910年以来、ここフィラデルフィアでストラップ、ツイル、テープ、バインディングを織り続けています。1947年に彼らは彼らは現在のこの場所に移動してました。彼らの施設は10の建物で構成されており、織り、糸撚り、染色、仕上げ、梱包に専用の部屋があります。

ウェインミルズは約65人の専任労働者を雇用しており、そのほとんどが20年以上会社に勤務しています。彼らは、消費者製品からファッション業界、医療、軍隊まで、160以上の取引に完成品を提供しています。

 

糸撚り(WARPING)wayne_mills

私たちのツアーは糸撚り部門から始まりました。織りにおいて、糸撚りとは、フレームまたは織機に張力をかけた縦糸のセットです。経糸の上下に挿入される紡ぎ糸またはより糸は、緯糸と呼ばれる。整経室の一端に2台の整経機があります。私たちがいる間、彼らはポリエステルと綿の糸を走らせていました。これらの機械は、糸のスプールを含むスピンドルを備えた棚の列ごとに供給されます。何百もの糸が大きな糸のスプールに似た縦糸に自動的に巻き取られます。

 

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彼らが使用する綿の大部分は米国南部からのものです。長年にわたり、ウェインミルズ会社は設立依頼、綿産業内で確固たる関係を築いてきました。これらの製造協力関係において、使用される製品が長期間一流の品質であることを保証してきました。

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織りの部屋は見ものでした。少なくとも30台の織機が同時に稼働している-部屋は振動していてびっくりする様な大きな音がしてました!ほとんどのマシンは、さまざまな幅とパターンを作るように設定されています。各織機には、その上に紡錘状の糸を保持するスピンドルがあり、その後、一連のホイール、テンショナー、および針を通して緯糸として供給されます。よこ糸がたて糸を通して織られると、それは材料の連続した細長い一片として出来上がってきます。

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ガイ・ブルベーカー氏です。ウェインミルズでどんな仕事をしてきたかを尋ねたところ、彼の答えは「ほとんどすべてですが、ほとんどは私が修正と改善をして働いてきました」でした。このような施設では、小さな部品を備えた非常に多くの複雑な機械があり、壊れたものを修正することは専門的な技術でなければならないことは明らかでした。

ガイの話はさらに続きます。話は変わり、彼は彼の兄弟のローランドがウェインミルズで働いていると私たちに話し続けます。それから彼はもう一人の兄弟ロドニーもウェインミルズも働いていると私たちに話します!ウェイン・ミルズ会社が従業員を気遣い、従業員も自分の仕事と会社を大事にしていることが良く理解できました。

糸のかせ(SKEINING)

製織後、スケイニングと呼ばれる次のステップに備えるためテープが用意されます。スケイニングとは、リールに巻かれた、ゆるく巻いた長さのテープ、織り糸、縫い糸を巻き枠に作成することです。かせは緩く巻かれるので、次の場所である染色所で染色されるときに、染料は均一に塗布されます。

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染色(DYEING)

2006年、ウェインミルズは1885年頃に建てられた創業以来の染色工場を近代化させました。彼らは旧態依然の染色の工程を見直し、それ以来この工場で効率的な染色を続けています。

染色プロセスは、最初にさまざまな色素と色素混合物をお客様の色仕様に合わせて、分量を混合することから始まります。ウェインミルズは、直接染料、反応染料、酸性染料、分散染料など、さまざまな染料タイプを扱います。染料のすべての分類において、製造に考慮しなければならない収縮の程度が異なります。

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前のステップで緩く巻かれたかせは、熱湯の大桶に吊り下げられ、染色、色定着、または濯ぎのために浸されます。染色単位の1つの長さに沿って、染料皿の上にて、5回のすすぎ、赤外線乾燥機、次に熱風乾燥機に材料を自動的に供給する、連続的な染料の作業工程があります。少なくとも2つの高速遠心分離装置もあり、高速回転サイクルを備えた家庭用洗濯機と同様な機能を果します。下の写真で濯ぎの工程を見せてくれたDoug Forgie氏は、35年以上ウェインミルズに勤務しています。

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ブロックとパッケージング(BLOCKING AND PACKAGING)

最後のステップは、完成した材料をブロックすることです。ブロッキングとは、材料を小さなロールに巻くプロセスです。これは熟練した手で行われ、手動および半自動の機械での巻き取りが行われます。

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これらのブロッキングマシンの一部は60年代にまでさかのぼり使われております。これは、工場内で必要な高品質の機械が使われてきた証拠です。完成した材料は、ロールにしっかりと巻き取られた後、梱包部門に移動され、世界中の顧客に出荷されます。

 

最後に、この工場見学の当初の目的は、時計ストラップの製造が可能であるか調査することでした。私たちの全体的な経験は素晴らしかったので、私たちは貴方とこの光景を是非とも共有したいと感じ、これからも素晴らしい製造に関わる技術の共有を続けたいと思っています。ツアーをリードしてくれたMary Jane Myers氏とMartin Heilman氏に特に感謝します。この見学を促進してくれたカレンランダル氏とフィラデルフィア商工会議所にも感謝します。詳細については、http://www.waynemills.com/ にアクセスしてください。

追伸・興味深いメモ:

・この工場施設は自然光がたくさん降り注いでおり気持ちの良い場所でした。
・ウェインミルズの社長であるマーティン氏は1969年に入社した時は、1時間あたり$ 1.50の給料から始めたそうです。
・工場排水に含まれる重金属や毒素の量が規定値であることの検査は毎月厳格に行われます。大都市にいることにはメリットがあります。廃水はフィラデルフィアの既存の水処理インフラで処理できます。そのようなインフラストラクチャのない場所にある工場は、廃水を池や貯水池に入れておかなければなりません。
・ペンシルベニア州は、米国で唯一の2つのジャカード織り企業が操業していることを誇りに思っております。ジャカード織りでは、織機は各縦糸を他の糸とは独立して仕上げるようにプログラムされています。この工程により、より複雑でマルチカラーにパターン化された織り物が製造されます。


製造における技術(ハンズオン)、ボリューム I  時計ストラップの製造調査へ

「ウェインミルズ会社(Wayne Mills Co.)布地織り製造」

2014年2月27日:アナログウォッチコーにより投稿

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