製造における技術(ハンズオン):サービスダイカット&パッケージング会社 紙器製造

ハンズオン、ボリューム 2.-  時計の外装紙箱の製造について

私達の日常生活は物で満ち溢れております-私たちが日常的にやり取りするものや、ブラケットのようにありふれたものもあります。 私たちの家、都市、そして生活を構成するこれらのアイテムについて本当にどれだけ知っていますか? ベルトや靴の作り方を知っていますか? 自分の周りにあるものを作るのにいくつのステップが必要か知っていますか? 私たちの周りのすべてが誰かによって作られたことを忘れがちです。 製造業は世界を動かします。私たちアナログウォッチコーは、プロセス、ツール、関係者を理解し、共有することを目指しています。

(下記紹介動画、2分33秒 音声が出ます)

今回は、製造会社と製造に関わる人々、機械、およびそのプロセスを称えるために捧げられた一連の非公式の投稿であるハンズオンの2回目の記事です。

今週は、フィラデルフィアのケンジントン地区にある、独自のパッケージングメーカーであるサービスダイカッティングアンドパッケージング会社(Service Die Cutting and Packaging Corp)の許可を得て、製造内部の実際のツアーを行いました。7人の従業員を擁するこの会社は、1963年から操業しています。

建物は一見して目立たない倉庫のようですが、古いレンガと色あせた外見の裏側でどんな素晴らしい機械が動作している様子は、外からは想像もできないでしょう。

会社設立

事業はスタンリー・クンツ氏によって1963年に開始しました。彼の時代には、電子メールや「今は当たり前のイラストレーターのアートワークファイル」などはありませんでした。実際、2003年に息子のジェーソン・クンツ氏が引き継いだときに、このビジネスに初めてのコンピューターが導入となりました。以後現在まで、ジェイソン氏が10年以上にわたり経営しています。

なぜアナログウォッチコーはサービスダイカットパッケージング会社を選択したのか?

複数の可能な事業者から見積もりとサンプルを入手して数週間検討しました。できるだけ多くの顧客企業や材料業者と緊密に仕事をしている会社が重要な要素であることが分り、最終的にサービスダイカットパッケージング会社に私達の時計外装箱の製造依頼をすることに決定しました。これにより、「製品ビジョンの一部であるパッケージ」を作成する事に重要な、製造会社と担当者と直接深い関係を築くことができました。

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私たちのようなブランドにとって、デザインに焦点を当てた場合、このような深く緊密な信頼関係が不可欠です。もし貴方がアナログウォッチコーの製品試作を「何度も製造業者とやり取りをして」作り上げていることを御存じでしたら想像に難くないでしょう。地元に製造工場があることで、パッケージングの仕組み、依頼手順、および将来のプロジェクトのための改良点、期間内に製造可能な数や品質の限界、パッケージの種類などについて理解を深めることが、双方にとって可能です。

 

成型からすべてが始まるService_Die_Cutting_and_Packaging_Corp

箱型に成型したい場合、まず金属の型抜きを製作します。基本的に、木片に鋭い刃があります。この木片を使用して、曲げられ切り取られる用紙にスタンプで押して成型します。型は基本的に「大きなクッキーカッターの様な」ものです。切断・曲げのための木型は、アナログウォッチコーが買取って作成依頼します。購入してあるので、将来の再生産の際に再び使用することが出来る型なのです。

 

 

紙箱のデザインがなされ、デザインが紙に印刷されます。

ジェイソン氏は、曲げの線が曲げ型と同じ寸法でレイアウトされたイラストレーターファイルを送ってくれました。次に私達がデザインを完成させ、アートワークファイル上に保存し、ジェイソン氏に送信して、印刷できるように完成しました。カッティングの型と同じように、アートワークファイルは製作段階でアナログウォッチコーが購入したもので、後々の印刷用に保管されます。

段階1:印刷

ビデオで話しをしているエース氏は紳士で、平らな無地の紙片を印刷機に通します。彼は18年間サービスダイカットパッケージング会社に従事しています。

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この印刷機は、自然光が降り注ぐ工場の2階に設置されている美しい機械です。無地の印刷される紙片の長方片がフィーダーと呼ばれる印刷機の一端に装填されます。マシンに電源を入れると、紙片が吸入され、印刷版に近づき、さまざまなローラーと隙間を通過します。回転する印刷版にインクを塗布するインク溜まりがあり、回転する印刷版が回転するゴムの「ブランケット」にインクを転写し、最終的に最終画像を紙片に転写します。完成して印刷された無地の紙片は、最終的には機械の出口側に排出され、素晴らしい均一な紙の束になります。

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段階2:切断

印刷された厚紙の束には、これからカットされて折り目を付ける必要があります。これは、70年代から使用されている高品質のトンプソンプレス社製の機械で行われます。 1時間あたり約1200箱の切断処理ができます。この場でクリス・メレット氏と出会いました。50年働いている叔父のジョーがいるクリス氏は、陽気で友好的な方で、彼もここで10年働いています。

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この部屋は、以前の仕事でのこされた型が保存されております。

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これが私たちの製品のカッティングプレスの型です。緑の部分は折り目のついた枠型です。

プレスの操作を開始する前に、カット型を「折り目のついた紙型」と呼ばれる枠に合わせる必要があります。これは基本的に、プレスの平らな部分に固定された鋭くないエッジを持つゴム製の型です。適切な用紙の配置のための設定もあります。プレートは材​​料に対して切断型と折り目紙型の間に押し付けられ、同時に折り目を切断して成型します。

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型抜きプレスの前のクリス。彼は10年間この会社に在籍してます。

切り取られていない部位を拾い上げ、それを横にして切り、次にすぐに取り除いて次の材料を置くことが工程に仕上げるためには、素早い手捌きと品質を確かめる目が重要です。

段階3:接着と折曲げ

最後のステップは接着と折曲げです。倉庫の隅には、接着・折曲げ機と呼ばれる40フィート(約12.2m)以上の大きな機械が設置されてます。ここでフレッド氏とマーク氏に会いました。彼らはここで10年以上一緒に働いており、この日、私たちの箱が正しく成型されていることを確認する担当者でした。

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機械には、接着と折りたたみ箇所である、装填端と乾燥端があります。一連の回転するホイールとベルトを持つ中心台から移動台に沿って、印刷された紙は移動します。接着剤は、移動台の塗布適用装置から排出されてきます。次に、直角から平に傾斜のある緑色のゴムベルトの上に、用紙を押して形にします。次に、箱は機械の乾燥端まで巻かれて移動され、そこで乾燥棚にて風で乾します。

段階4:どれ位の数をパッケージの紙箱の形に折曲げる必要があるでしょうか?

生産の最後の工程は、最終的な商品箱を受け取る箇所でした。これらの紙束は、約2000個の完成される製品箱の分量です。これらを見て、製品を最終的に手にした時と同じくらい気持ちが高まりますが、次に手間のかかる手で折曲げる作業が必要である事を考えなければなりません。

アナログウォッチコーの場合、箱折り作製時に、友人や支持者の多くから助けを得て作業しております。彼らの応援に感謝しております。支援者に頼るこの方法は長期的にも持続可能な方法ですが、私たちはより良い方法を研究しており、他に適切な方法が思いついたら試して見るつもりです。

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サービスダイカットアンドパッケージング会社の詳細については、www.servicediecutting.comにアクセスし、ジェイソン氏にアナログウォッチコーから紹介されたことを是非伝えてください。


製造における技術(ハンズオン)、ボリューム 2  時計外装の紙箱の製造

製造における技術(ハンズオン):サービスダイカット&パッケージング会社(Service Die Cutting and Packaging Corp.)紙器製造

2014年3月11日:アナログウォッチコーによる投稿

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